初期研修1年の振り返りと今後のことについて
・4,5月 A科
指導医がとてもいいこともあり、1年間振り返ってみても最初の2ヶ月間が一番楽しかった。指導医は誰もが知っている超有名病院で後期研修医として初期研修医を教えていた経験もあり、とても指導に慣れていたのも大きかった。今の自分もこのときの指導医が教えてくれたレールにそって勉強している部分が多くあり最初に回ることが出来て本当に運が良かったと思えた。
・6,7月B科
A科が充実してたこともあり、B科ではそのギャップで体調を崩しお休みも少しいただいた。B科はいわゆるザ内科といった感じ。忙しくはなかったが、自分でも勉強しつつ何とか2ヶ月間乗り切った。指導医はとても優しくかつ知識がある医師で自分も将来こうなることが出来たらいいなと目標に出来る医師だった。
・8,9月C科(麻酔科)
挿管やルート確保、Aライン挿入、CVカテ挿入など手技が多く学べ、かつ全身状態について呼吸管理や循環管理などとても勉強になった科だった。朝が早く忙しくはあったが充実しており2ヶ月間回って良かったなと思える科だった。
・10月D科
こんな優しくて勝つ知識のあるいい医師がいるんだと思えた科だった。周りからの評価も抜群。将来なるとしたらこの科で回った指導医のようになりたい。研修自体は可もなく不可もなく。このブログを始めたのもこの頃。
・11月E科
将来、ここを回らないと患者が急変したときに困るだろうなと思って回った科。それなりに忙しかったが、指導医がしっかり指導してくださりとても勉強になった。
・12月F科
すごくゆるくて逆にきつかった(笑)。上級医の上をいく治療はたかだか研修医には出来ないんだなと思ったのもこの頃。本気で勉強したいなら有名病院に行くべきだと思った。のんびり過ごした1ヶ月間。
・1月G科
学生の頃から興味のあった科。実際に研修医として回ってみて将来入局するのは少し違うかなあとも思った。学問としてはとても興味があったのでそれなりに楽しく過ごした。
・2,3月H科
1年間で最も辛かった。体育会系のノリで雑用を押しつけられ、忙しさに忙殺されたり、研修医同士の足の引っ張り合いがあったりなどストレスが相当たまった。ちょっとそれどうなのと思うような治療が繰り広げられており色々思うこともあったが、その中でも学ぶことを少しずつ見つけながらといった感じだった。 深く考えることをやめ雑務をこなしていき身を削りながら何とか2ヶ月乗り切った。他人に患者のことを伝えることには少しは慣れたかな(笑)。まあもう二度と回りたくない。選択科はとても大事。
~将来のことについて 専門医制度など~
自分にとっては最初のA科がとても楽しく、そのときの指導医が今の自分の将来像にとても影響を与えているように思う。いま将来を決定するとしたらいわゆるcommon diseaseをみるようなことがやりたいかなと。後期研修病院もまだ全く決まっておらず、そこも来年頑張らなきゃなあと思っています。とりあえず自分が窮屈に感じるような居心地が悪いところにはいたくない。 せかっくだからある程度は楽しくないとと思ってる。
今はここら辺のサイトを熟読しながら将来の選択科をどうするかについて迷ってる。いろいろな条件を勘案すると行くとしたら新しくできた総合診療専門医だけど、
上記サイトのような考え方もある。総合診療科についてはまだまだ黎明期で、後期研修に選んだ病院でやっていることが自分がやりたいことと解離しているといったこともおこりかねない様な気がしてる。
NIHSS
神経診察
意識清明(GCS,JCS)
高次脳機能:失語<優位半球>、半側空間無視<劣位半球>
脳神経:
<Ⅱ>視野
<Ⅲ,Ⅳ,Ⅵ>瞳孔 径(mm,mm),対光反射,眼球運動,眼振,眼瞼下垂,複視
<Ⅴ>顔面感覚左右差
<Ⅶ>顔面麻痺
<Ⅷ>聴力障害
<Ⅸ,Ⅹ>軟口蓋運動,咽頭反射,構音障害
<ⅩⅡ>挺舌正中
運動:
不随意運動{振戦など},筋萎縮,トーヌス{痙縮<錐体路障害>,固縮<錐体外路障害>},Barre sign(-,-)<錐体路障害>,Mingazzini’s test(-,-)<錐体路障害> [MMT:上腕二頭筋(5,5),上腕三頭筋(5,5),手首背屈(5,5),腸腰筋(5,5),大腿四頭筋(5,5),大腿屈筋群(5,5),前頸骨筋(5,5),腓腹筋(5,5)]
感覚:
表在感覚(触覚,痛覚,温度覚)
深部感覚(振動覚,運動覚)
協調運動<小脳>:
指鼻指試験、膝踵試験
腱反射:
上腕二頭筋(→,→)<C5>,腕橈骨筋(→,→)<C6>,上腕三頭筋(→,→)<C7>,膝蓋腱(→,→)<L3〜4>,アキレス腱(→,→)<S1〜2>
病的反射<錐体路障害>:
Babinski(底屈,底屈),Chaddock(底屈,底屈)
起立:ロンベルク試験、片足立ち
歩行:自由歩行、直線歩行、回れ右、つぎ足歩行
どこに病変があるか疑いながら神経診察を行うことが重要。以上はだいたいのスクリーニング。神経診察は難しくまだたくさんあるので詳しくは以下の書籍を。
|参考書籍|
血ガスの読み方
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血算の読み方
|参考書籍|